「ケアの倫理」を深めるCafé企画 第1回
連載の第1回目では、「ケアとは何か」という基本的な問いから出発し、その定義について学びました。
「ケア」は、人が生きていくうえで必要不可欠なものです。
生まれたばかりの赤ちゃんや介護を必要とする高齢者に限らず、私たちは日々の社会生活の中でお互いを支え合い、ケアし合わなければ、生きていくことはできません。
ケアは、看護師やヘルパーなど医療・介護の専門職だけのものではありません。
環境を守ること、平和を守ることなど、社会を持続可能にするための行動もまた、大切なケアの一部であることを学びました。
今後の連載では、さまざまなかたちのケアについて理解を深めながら、
「ケアに満ちた新しい社会」とは何か、そこに求められるものは何かを、ともに考えていきたいと思います。